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マスターの独り言
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【2010/05/15(土)】
[起立性調節障害]
双子であるが故に
私の娘のSちゃんとNちゃんは二卵生双生児で、生まれてから此方ほとんどの時間を二人で共有してきました。小学生になってクラスが別々になりましたが、それ以外はどこに行くにも何をするにも常に一緒。
毎日のように喧嘩をしていますが、二人曰く
「喧嘩するほど仲良しなんだよ!!」
と言うように、一番の親友同士でもあります。
双子として生まれ、同じ時間を共有し、同じように育てているのですから性格も似ているかと言うと、これが面白い程違っています。いや、正確に言えば、『生まれる前から』既に二人の性格は違っていました。
個性とは持って生まれたもの
娘たちが『双子で良かったなあ』と思うことの一つに、
【個性というものは生まれつきのモノである】
ということがこの上なく理解できた事にあります。
子育てにおいて、特に第一子である場合、育児本の言ってみれば『見本』のように子供が成長していかないのを悩むこともあるのではないでしょうか。
「なぜ、この子は言う事を聞かないのだろう。なぜ他の子に比べ発達が遅いのだろう。自分の育て方に何か問題があるのではないか・・・」
と。
祖父母など、親以外にも子供の面倒を見てくれる人がいれば、子供の成長は一人ひとり違うものだと教えてくれたりする事もあるでしょう。しかし、核家族化が進んだ現代では、自分たちだけでそうした悩みを抱えてしまうことも多いと思います。
それが私たちの場合は、お腹の中にいる時から明らかに性格の違う二人であった為に、個性というのは生まれつき備わっているものだということがはっきりと認識できたのです。
極端な喩えをするならば、
『生まれた時から猫は猫、犬は犬、人は人であって、教育しだいで犬が人間になったり、猫が犬になったりはしない』
と言うことでしょうか。
同じ猫や犬でもそれぞれに人懐こい猫や人間嫌いの犬など性格の違いもあるでしょうが、そうした性質は持って生まれたモノがほぼ全てと言う事です。
もちろん、成長における教育などの経験が大きく作用することは確かですが、それは方向性や度合いを変化させるだけの事であって、本質そのものを変える訳ではありません。
「三つ子の魂百まで」という諺も頷けるものです。
二人の違い
娘たちの性格、性質を簡単に述べると、
姉のSちゃんは
「天才型、ツンデレ、傍若無人、神経質、静」
妹のNちゃんは
「努力型、八方美人、調和的、おおらか、動」
と言う感じになります。
Sちゃんの「傍若無人」というのは他人と積極的にかかわり合いを持ちたがらないと言う事であって、Nちゃんと対比させるために用いた言葉であり、文字通りの意味ではありません。「天才型」というのも同様です。
もちろん共通するところも多いのですが、食べ物の好き嫌いも二人の間で結構違ったりします。まあ、観察していると二人の間でなんらかのバイアスが働いてわざと違いを持たせているという感じも受けたりはします。
道連れ
Sちゃんが起立性調節障害と分かった時、双子の妹であるNちゃんと、特に日常生活における二人の行動の違いなどを対比させることによって、その原因と思わしきものを比較的容易に特定することができたように思います。
そうした意味では大変助かったのですが、逆に双子である故の問題も起こりました。
常に行動を共にしていた片割れが学校に行けなくなったことで、Nちゃんまでもが一時的に不登校児になってしまいました。
私たちがSちゃんの世話ばかりしていて自分は放ったらかしにされていると感じたようで、疎外感からイジケてしまったのです。
日頃からNちゃんは聞き分けが良いこともあり、Sちゃんが起立性調節障害を患ってからというもの、つい私たちも、「Nちゃんは大丈夫だよね」と放任気味であった事は否定出来ません。多少なりともやむを得ない状況でしたが、やはり親としては反省しなければなりませんね。
そうした不安定な精神状態の中でNちゃんが風邪を引いてしまい、学校を休んでしまったのもタイミングが悪かったと言えます。
風邪が治れば登校するのが普通です。それが、Sちゃんは休んでいるのに自分だけが当然のごとく学校に行かなければならないのは不公平だと、気持ち的に納得いかなかったようです。
Sちゃんの世話だけでも大変なのに、さらにNちゃんまでも愚図るようでは妻のストレスも増大するばかり。負の感情が3人の間で連鎖反応を起こし、ついに限界を超えてしまいました。
崩壊
ある夜、仕事中にSちゃんから電話が掛かってきました。何事かと電話に出てみると、
「ママとNちゃんが喧嘩して大泣きしてる・・・。僕は頭が痛い・・・。」
と泣きながら話すではありませんか。只事ではありません。
ちょうどオーダーが切れていたこともありスタッフに残りの指示をして急いで自宅へ戻ると、台所で妻が頭をかかえるようにして座り込んでは声にならない声を上げて号泣していました。
居間ではNちゃんがコタツの中に潜り込み、寝室ではSちゃんが布団をかぶってそれぞれ泣いています。
ある意味、地獄絵図です。
ともかく一番の問題は妻の状態です。要である妻さえ落ち着けば、子供たちも自然と落ち着くはずです。
咄嗟に優先順位をつけ、妻、Nちゃん、Sちゃんの順にそれぞれケアしていきました。
小一時間程してなんとか3人を落ち着かせた後に分かったことは、Nちゃんが『自分は独りで生きていくから心配しなくていいよ』というような事を言ったことが原因だったようです。
娘二人を心から愛し、等しく愛情を注ぎ育てたいと願っている妻にとって、現状ではどうしてもSちゃんの方の世話を優先してしまうこと、結果的にNちゃんの心を傷つけてしまったこと、そして自分の想いを根本から否定されてしまうような事を言われてしまったことが、心の堰を切ってしまったようです。
一先ずは何とか治めたものの、まだ不安定な状態には変わりありません。妻のストレスがこれ以上増えないよう、子供たちを置いて暫くは豊田市にある妻の実家に帰省し、一旦距離を取ってはどうかとそれとなく促したのですが、子供たちと離れることを頑なに拒否して従おうとはしません。
そこで、義母と一緒にすんでいる義妹に連絡を取り、遊びがてら土日に子供たちをお泊りさせてもらえるようお願いしました。
一度感情を爆発させたこともあり、こうしてある程度は落ち着きを取り戻すことができましたが、根本的な解決には至っていません。このような状態が続けば、いつ何時同じようなことが起こらないとも限りませんし、それこそ家庭崩壊に繋がっても不思議ではありません。
やはり、Sちゃんの起立性調節障害をなんとかしなければならないのです。
<< 続く >>
最終更新日:2010/05/15(土) 00:08:35
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